7月 21 2015

ちりめん山椒はヘルシー食材

ちりめん山椒はヘルシー食材

みかんの仲間である山椒は昔から薬味として使われ、七味とうがらしの「七味」の一つでもあります。

ソースやカレーパウダーの原料にも利用されていて、目立たなくても香辛料の代表格です。

食欲の増進以外にも、腹痛や冷え性、殺菌や解毒にも効果があると言われています。

新陳代謝を活性化させ、発汗を促進するので、ダイエット効果もあるという実にありがたい食材です。

「山椒は小粒で・・・」の諺は、小さくても優れているから侮るなという意味ですが、科学的にもたくさんの効用があると証明されています。

ちりめん山椒の生まれた京都でも、古来よりよく食されていました。

美しさを競う貴族たちは、山椒のパワーに気づいていたかもしれませんね。

普段よく使う粉山椒は、秋にとれる実をすりつぶしたものですが、ちりめん山椒に使用するのは実山椒。

夏の前に収穫する若い実で、まだ柔らかく、そのまま食べることができます。

ちりめん山椒はヘルシー志向の時代にも合った食べ物と言えるでしょう。

ちりめんじゃこは関西の呼び名?

ちりめん山椒に使用されている「ちりめんじゃこ」は、イワシの稚魚を干したものです。

「あれ、それってシラスだよね」と思う方も多いでしょう。

私もその一人です。

シラスは水分が残っていて、しっとりとなっていますが、ちりめんじゃこはシラスよりもカラカラに乾いていて、少し硬いのが特徴です。

厳密には言い分けしなければなりません。

しかし、ちりめんじゃこの名称が、元々関西地方だけで使われていたもので、全国的にはどちらも「シラス」で通じます。

ちりめんじゃこは見た感じ、たいしたこともない食べ物に見えますが、あれでもカルシウムやビタミンが豊富に含まれています。

その量は牛乳よりも多いのです。

また、魚離れが進んでいる現代、簡単に丸ごと食べられる魚として、貴重な存在でもあるのです。

ちりめん山椒ができた京都は内陸地で、海産物がいくらでも食べられるという地域ではありませんでした。

それで発達した乾き魚の文化が、ちりめん山椒という名産を生み出したわけですね。